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MaNHATTAN /Giant Stomp インタビュー
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2011/03/06 (日)

MaNHATTAN /Giant Stomp インタビュー

Giant Stomp(CD+LIVE DVD)のリリースツアー4公演のスタートまであと2週間と迫ってまいりました。各地の共演者もすばらしくかなり楽しみです。そこで!更にマンハッタンのライブを楽しむ為にGiant Stompについて答えてもらったメンバー3人のインタビューをUP!!3人のキャラも垣間見えます!!ちょっとCD発売から遅れてしまいましたがこれ読んでCD聴いてもらえたらまた違った側面がみえるとおもいますよ。それで各地レコ発ライブにも是非遊びにきてください!!

左から次松大助 , 濱本大輔 , 藤井学
   
ーー まずMaNHATTANの3人はどういう感じで出会ったんですか
藤井 2008年かな? 最初に俺と大ちゃん(濱本)が出会ったのは。それは、もともと僕がやってたマイスティースのケイちゃん(森寺)とANATAKIKOUの藤井寿光さんと「Knee」ってバンドをやってて、あるライブに誘われたんですが藤井(寿)さんがその日出れなくて(ドラムがいないって事になり)でも、ライヴは出たいから、藤井さんの後輩の大ちゃんと一緒にやろうよってなって。そのライブが初めて一緒にやった時ですね。
ーー そこが二人の出会いだったんだ?
濱本 そうですね。で、2009年に俺が身軽に動けるグループを作りたくて。フットワークの軽い感じで、なおかつ、自分が試してみたいことが溜まってきてたんで、それをぶつける相手を探してて。その頃、グッドラックヘイワとかも観てたから、あのカタチやったら、すごく最小単位で試せるって思って。
藤井 で、2人(ドラムとキーボードの編成)でやりはじめてすぐライヴが決まって。ライヴやるにあたって、バンド名がいるってことになって、そういえば大ちゃんが「マンハッタンって言葉にめっちゃ笑っちゃうんですよね」みたいなこと言ってたから、それでいくか。と。
ーー 「マンハッタン」で、なんで笑えるの?
濱本 わからないです(笑)。なんか、デカい名前をつけたかったんですよね。「チョモランマ」とか(笑)。初期は、ゴスペルとかニューオーリンズとかアメリカっぽい感じを二人でやってたんで、それでMaNHATTANと。
藤井 それで、その年の9月にマイスティースのドラムの金澤が企画したイベントにマンハッタンと次松が対バンで出演して。その時に大ちゃんと次松は初めてちゃんと会ったんです。
濱本 その後、次松さんのソロで何回か一緒にやらせてもらって。すごい人やなあって思ってて。
次松 その前から、大ちゃんのウワサは、ケイちゃんから聞いてて。めちゃめちゃオモロいドラムがいるって。
ーー 次松さんが加入するのは?
藤井 2010年の4月ですね。
ーー 次松くんは、なんで関わろうと思ったんですか?
次松 一度、ライヴを観にいって。なんかベースが居ったらいいみたいな話をしてて。
濱本 次松さんのサポートでスタジオに入ってるときに、MaNHATTANにベースを入れたいんやけど、ベースじゃないねんな。やっぱりアナログシンセかな?とか言ってたら、次松さんがアナログシンセ持ってたんですよ。ベーシストってベース弾くじゃないですか? 次松さんはそういうベースじゃないから、面白いんやろなあって願っていたら、参加してくれることになって。
ーー 次松さんは、その前にもああいうシンセベースはやってた?
次松 いや、やってないです。オルガンで(ベースを弾くのは)やってたけど。二人のライヴを観てて、曲もパッと聴きすごくこう難解じゃないですか? それでベースできるのは俺しかおらへん!って(笑)
ーー 二人の時のライヴは観てないけどなんとなく想像するに、シンセベースがあることで、曲として骨格が成立してる感じがする。
次松 二人でやってるときは、ストイックな格好良さがあったけど、コード的に見て、これベース大変やろなって。普通のエレキベースのフレーズでやるよりも、和声的に、音楽的にもっと理解しとかんと無理やろって。
   
   
ーー タイトル曲の「Giant Stomp」あの曲自体はどういう感じで出来た曲なんですか?
藤井 2音でなんか弾いてよって大ちゃんからのリクエストがあって。それで俺が2本(の指)ぐらいで弾いたものを、大ちゃんが「ココとココ!」って言って、最初の♪ドーダーダドダドーダーダってリフが出来てって感じからはじまって。
濱本 なんか、アホみたいなベースラインがよかってん。シンプルで......あの頃の作り方って、一緒にセッションしたやつを俺が一度家に持ち帰って、それを編集してるって感じだったんですよね。
ーー 一緒にセッションして出てきたフレーズを、一度聴いて組みなおす、みたいな。
藤井 セッションしたものから大ちゃんがいろんなリズムやフレーズのアイディアを盛り込んでいって曲を発展させていった感じですね。
濱本 で、あの曲の前にも、元になるリズムやフレーズがあったりして、そこにシンプルなリフが入ったり。うちらのパートは変わってないけど、次松さんが入ることで、もっとかわいくなったというか、豊かになった。次松さんのエッセンスで絵本的になっていった。で、実際次松さんがあの曲でドゥーダーダーって弾いてるとき、「なんかでっかい象が歩いてる」ってイメージしながら弾いてて。後半になるにしたがって、その象が一歩づつ右にずれていって踊りだすっていうベースを弾いてて。ベースというか歌ってるような感じ(笑)。
ーー 次松さんは、MaNHATTANを観ててそういうイメージ持ってたの?
次松 いや、そういうのでもないけど、そうですね。あのフレーズはすごく特徴的じゃないですか? あのフレーズをどう発展させようかっていうところに、一所懸命考えて。基本的には最初からあったフレーズを発展させたものですね。
ーー それはセッション的に完成させていったんですか?
濱本 ウチらはなんにも変えてなくて、次松さんのフレーズが入ってきて。だけど、俺としてはなんにも違和感ないし、むしろ余計にいいものになって。映像が見えてくるような、次松さんが「象が出てきて、ニタニタ笑ってんねん」とかいうの、わかるーーー!って(笑)。
ーー でも、そういう感じは次松さんらしいですね。
濱本 二人でやってた時から「Giant Stomp」ってタイトルやったから、なんか大きい足でどんどん歩いてるイメージはあったんやけど、それをより具体化してくれたのは次松さんの音色やフレージングによるものがでかいと思いますね。元は、学さんの♪ドンダンダンっていうのが出たっていうのもあるし、それをまた広げる人が居るっていうのが、すごい作り方だし。
ーー このCDの最後に入ってる「Dubby」は、前の2曲と感じが違いますが。あの曲に関しては3人で?
藤井 3人ですね。ベースラインは最初、大ちゃんが作ったやつがあって。それを弾いて、その上にオルガンを乗っけて。
濱本 ベースラインが気がついたら5拍子やってんな。なんか仕掛けしたくて、裏打ちが最後表になるっていう仕掛けをしたぐらいかな? ちょっとハイパーなダブしたいっていう。
次松 あ!俺ももうディレイ買わな!ってその時思った(笑)。
次松 でも、俺は個人的に言えば、裏打ちが表拍に変わるところを待ち望んで演奏してる感じはあるな。あこから楽しいねん(笑)。
ーー ダブしたいっていうイメージがあって、それをやってるって感じ?
濱本 ダブしたくて、ベースラインはこんなんで、途中で5拍子が4拍子に戻る、裏拍が表拍に変わる、なおかつそこからハイパーな感じになるっていうテーマが俺の中であって。それをみんなでセッションして作っていった感じですね。
ーー 傍から聞いてると、すごく高度なことをセッションでやってるような気がするんですけど、そんなことないんですか?(笑)
濱本 どうなんですかね(笑)。で、思い出した。最初、ちょっとピンて来ぃへん曲やったんですけど、次松さんが歌い出したんですよね。♪タラララララ~って、途中のフレーズ。あれが、次松さんがポンと出したもので、そこでグッと曲らしくなった。
ーー 「Gelo」もそうですけど、どこか黒っぽいビートのイメージがあるんですけど。
濱本 そうですね。まずこんな風に叩きたいとか、叩きたいリズムのストックをぶつけていってるからですかね?
こういう変なリズムがあって、聴き方を変えたらだまし絵みたいに変わっていくっていうのをやりたかった。
ーー でも、そういう感覚っていう、だまし絵みたいに変わっていくっていう感覚って いうのは、MaNHATTANのライヴ含めて感じることで。気付いたら曲の中に引き込まれていく。ライヴでちょっと聞いた感じって、そんなに変わってるってるみたいな印象はない思うけど、地味か派手かって言ったらすごい派手ですよね。でも、聴きこんでるうちに、色がすり替わっているような感じをうける。それって意識してます?
濱本 そうですね。徐々に変わっていくような。鳥が群れで飛んでいくときに、いろいろ編隊を変えて飛んでいくじゃないですか? ああいう風な曲をしたくて。でも、それは学さんと二人で曲を作ってる時は、すごいモノクロやったんですよ。それが次松さんが参加して入って、次松さんの面白いエッセンスでカラーになった。
ーー それぞれ、自分のバックグラウンドにあるようなものが反映されてますか?マイスティースとか赤犬っていう背景も含めて。
藤井 前にボーカルもホーンもいない状態の編成でやるっていう、マイスティースで出来ひんかったことをやるっていうのが、俺の中では大きいですね。
ーー 次松さんは?
次松 どうやろ。MaNHATTANて別にメロディがある曲ってあまりなくて。リズムはあるけど、聞いた人が口ずさむようなメロディはあまりないと思うんです。そこへ行くと、動いてるのはベースだけなんですよね。ベースに徹するんか、ちょっとだけメロディに触れようとするんか? そういうところのせめぎあいですね。
ーー それは、次松さんがヴォーカリストであるってことも関係してる?
次松 意識的にはないけど、たぶん無意識ではあるのかもしれないですね。完全にベースとして弾くんじゃなく、ちょっとメロディっぽい感覚で弾いてる。
濱本 ミックスとかしてても、モニターから出てる次松さんの音が、ベースのところにおったり、ふと真ん中に出てきてヴォーカルがいるようなところでチョイチョイってやったり、また下ったりして、聞いててすごく面白いです。
   
ーー Giant StompのDVDにも風景がでてきますが。今回レコーディングしたスタジオトモキは、一時期マイスティースがリハスタとして使ってたんですよね。どういうスタジオなんですか?
藤井 いわゆるスタジオというのではなくて。普通のアパートなんですよ、しかも古い(笑)。マイスティース以外でも、ケイちゃんとセッションとかするときはあそこで集まったりしとって。なんかしらみんな、あそこではよく音出してる。西村トモキ君という人がその部屋を借りてるんですが、しょっちゅう使わせてもらってて。本当に感謝してます。
濱本 いつもあそこで録ったドラムの音が好きやって。丸くて太くてあったかい。MaNHATTANでいつも言ってるポヨンポヨンした音が録りやすいと思って。で、MaNHATTANでレコーディングする時はあそこで録りたいって、わがまま言わせてもらって、あそこに機材も全部持ち込んで、エンジニアさんも巻き込んで録らせてもらった。めっちゃ大変でしたけどね。
ーー 映像にも使われてるけど、レコーディングの雰囲気がわかる。
濱本 俺らのレコーディングの空気を体感するには観てもらうしかないし、観たら一発でわかると思います。
ーー 森寺啓介さんが、作品に深く関わってるけど、そのきっかけは?
次松 スタジオの特性を一番理解してる。ドラムをここに置いて、ここに何を置いてっていうのを指示してくれたり。
濱本 そういうところから、音色のチューニングの微調整とか、グラウンドを整備してくれるというか、やりやすい環境を作ってくれる。
藤井 アンプをいじったりしたら、触れるような音に変わるんですよ。僕がようやらんところを、上手く音作りしてくれて。で、「ここのところにエエ音が出てる」って、マイクを立ててくれたり。そういう感じでミックスまでやってくれて。
濱本 トモキマスターやな。
ーー 現在制作中のアルバムはどうですか?。
濱本 行き詰ってますねぇ(笑)。次の12inchアナログ(Giant Stomp TOURにて先行発売予定)に関しては言えば、「Xoo」は絶対聞いてもらいたい。フルアルバムに入ってくる曲は、まだいろいろ悩んでますね。
ーー Giant Stompのリミックスをオオルタイチくくんに頼んだ理由はありますか?
次松 どこに期待してるかっていうか、どこに安心して渡せるかっていうところが、俺の中では重要でもあって。(タイチくんは)結構奇抜な音楽にみられがちやけど、実は歌心がしっかりある人で。だから、それで僕らの音楽から、いい頃合いを見つけてやってくれそうやなって。
藤井 ドラムパターンが違う感じに聞えるようにしてるかもしれへんって思って。ベースラインがあってオルガンがあってっていう、そういうところを抜いて、こんなところ使うんや!みたいなのかなあって。
濱本 あの曲の元のリズムもだまし絵みたいで、いろんな角度から見れるリズムなんやけど、タイチくんはビックリする角度で見てきそうやもん(笑)。そこ楽しみかな。
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